瓦礫から見つけたカップルの写真と携帯が奇跡の出会いを生む!!生きていて欲しいと願い続けて・・・

当時、大阪で高校の事務長をしていた川谷清一さんは、
3.11の1か月後に休暇を取り宮城県南三陸町に出向きました。
カメラが趣味だった川谷さんは、写真などを拾い集めて洗浄するボランティアに登録したのです。
現地で目にしたのは津波で流され、無数の瓦礫と化した家屋や、車、船…
今までテレビの画面越しでしか見ていなかったあの光景が目の前に。
川谷さんはその中から持ち主が特定できそうな写真など思い出の品を集めていました。
そこで見つけた一枚の写真…
アルバムから流れ出たと思われる、カップルが写った1枚の写真。
携帯電話はどこにあったものを拾い上げたのか正確には覚えていないけれど、
そんなに離れていない場所に落ちていたものをたまたま一緒に並べて撮影したとの事。
持ち主の手掛かりになればと並べてシャッターを切ったそうです。
他の写真や表彰状、記念の品など多くの品を回収し、
そのうちのいくつかをカメラに収めた後、事務所や避難所に届けました。
しかし、このカップルの写真と携帯を写した写真はなぜかずっと心に残っていました。